地方に住んでいるものにとって、舞台を観るということは、大体が、近くの市民ホールとか、コンサートが行われるような場所での観劇になることが多いと思います。地方に来る舞台というのは、とても小さい子供向けのもの、もしくは、だいぶ上のちょっと敷居が高いようなものが多いように感じます。なので、なかなか舞台というものの面白さがわからずに、機会を逃していると思います。まわりに、舞台が好きな方とかがいない限りは、なかなか観に行こうと思うことが少ないのではないかと思います。職場の方に誘われて初めて舞台を観にいったのは、20代前半でした。
地元で言うところのホールとは全く違い、小さいホールの、でも天井が高いような、独特なつくりのホールでした。小さいホールと言っても、今にして思えば、舞台としては大きなつくりなのだと思いますが、当時は、地元のホールと比べて、小さいなあ、と思ったものです。初めての舞台観劇は、有名なタレントさんが主宰している劇団の舞台でしたが、目からうろこでした。舞台というものは、眠くなる。というイメージでしたが、まったく感じさせず、あっという間に時間がすぎていました。
それから、たくさんの舞台を観にいきました。そのたびに思うのは、気軽に舞台を観にいくことができるという環境は、素晴らしいことだなと。小さいころから、舞台を観に行くことができたなら、心の豊かな子供が育つのではないかと感じました。東京にはたくさんの劇場があって、たくさんの舞台が毎日のように行われていますが、地方にもその機会がもっと増えるといいのにと思います。